童貞

最初はあげるつもりだった。

こっそりハウトゥー本見たり自分がされたこと思い出して何度もシュミレーションしてた


でもそれは好きだったから
好きだから全部あげたいと思う。



でも、あの人は好きじゃなかった。好かれてなかった。

考えて泣いて喚いて落ち込んで。ずっと考えて...

もうあげるの止めた。
触れる事も止めた。
あげて報われるならあげてしまいたい想いはあるけど、それは望まれてないから虚しくなるだけ

あげたいと思ったのは君が最初で最後


ぽろっと吉野にそんな話したら
『童貞の妖精さん』話がでた。
妖精になるしかないね、僕（笑）

あたたかいもの

扉を開ければ

迎えてくれる

手を伸ばせば腕の中にある温もり

膝に乗って甘えて、撫でて頬すりする

全てが僕の癒し

噛み付いた痕にも愛おしい

腕の中に抱いて良い夢を見よう

残像

引越しした荷物整理していたら
カラカラと床に炎彩った小さな缶が転がる。

中から可愛い悪魔のぬいぐるみ。

…ニキ、ここにいたんだ。取り出して頬撫でた時中にシールらしき物

もらった時には気付かなかったけど…

英語表記の文字だけのシール。

Hot kisses
Just for you
Be my devil
I love you

熱いキス
ただあなたのために
私の悪魔でいてくれ。
私は貴方を愛している

…過去の名残。甘い名残。

ぽかぽか

いいお天気。

お布団干そう。

久しぶりに食べた煮物と甘いだしまき玉子

お腹もいっぱい。


僕の部屋からも布団干そう。海のキラキラみながらパンパンと布団叩いて。



僕の心には恵みの雨
晴れ渡る空



貴方がくれた一言が…
漸く僕の心に雨を降らす

悪循環

もやもやする

全部が全部自分のひねまがった解釈にしかならず
八つ当たりしてその直後に泣きたくなる程自己嫌悪

いつまでこんな気持ちのままなんだろう
いっそ記憶全てデリートしたらとか思うけど
そうしたら友達の記憶や彼との楽しい思い出もデリートされちゃう

新しい風を心に吹かせて
荒んでにごりきった空気入れ換えたい